こんにちは、ユタカです。(@yutaka_dreams)
歴史学者・哲学者のユヴァル ハラリは言いました。
「人間は神である。」
空を飛ぶ鳥や、百獣の王ライオンにとって人間とはもう神と同じである。
人間はあらゆる生き物の生命を、生かすことも殺めることも出来てしまう。
いわば事実上の神の力をもつ存在であると。
そして「神なのに無責任である。」と言いました。
今回のナゼブロでは、そんな歴史学者・哲学者のユヴァル ハラリの書籍『ユヴァル・ノア・ハラリ | 緊急提言 パンデミック: 寄稿とインタビュー』を紹介していきます。
では、早速はじめていきましょう。
あなたの知りたい項目から読めるように出来ています。
知りたいタイトルから始めてください。
目次
天才ユヴァル・ノア・ハラリとはどのような人物か?

まずはじめに、なぜこのユヴァル ハラリをインフルエンサーは読むのか?【知の巨人】という人物の書籍をブログで紹介するのか説明します。商品は下記の本です。
[afTag id=1883]【ユヴァル ハラリを紹介する理由】
- 人類の歴史的な活動を世界中に届けることのできる学者である
- 本書が営利目的で綴られたものでなく、本質的な知を求めた本である
- 今だけの視野でなく、過去、現在、未来を研究し続けている学者である
- この書籍は125ページと、とても読みやすく内容が濃いから
- 影響力のあるインフルエンサーは必ず抑えているから
こうした理由があげられます。
そうなんです。この本は、とにかく読みやすく内容の素晴らしいのです。
読むのに一日もかかりません。
忙しいインフルエンサーにもサクッと読めて、しかも中身がとても充実しています。
現在、私たちの立っている、分岐点を知ることができる。
それでいて、これからをいかに良く生きるかのヒントが多く詰まっています。
移り変わる情報からの視点
このブログにもいえますが、インターネットのようなものすごい速度で移り変わる情報のなかでも、ハラリのような歴史学者の見解は、いつの時代にも必要な「人類の視点」で綴られていています。
そして、今回ご紹介するこの書籍、「ユヴァル・ノア・ハラリ | 緊急提言 パンデミック: 寄稿とインタビュー」は、COVID-19の被害者を支援するため、売上金の一部を慈善団体寄付できるよう、著者は本書の印税を放棄しています。
それがなにを意味するかというと、
それでは、歴史学者・哲学者であるユヴァル ハラリをインフルエンサーが読む理由とは?【知の巨人】とはどのような人物かを紹介していきます。
ユヴァル ハラリは、一言でいうと「イスラエルの超天才」です。
世界中で「知の巨人」と言われています。
【ユヴァル ハラリの経歴】
- 1976年生まれの歴史学者でオックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻し博士号を取得。
- 現在もエルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。
- これまで出版された『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』の3部作品すべてが世界的なベストセラー。
なかでも世界中が彼を知ったのは、やはり世界的ベストセラー『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』ではないでしょうか。
全世界で1600万部のベストセラーとなった『サピエンス全史』では、7万年前の認知革命によって花開いた人類の歴史は、500年前の科学革命によって終止符が打たれる可能性を説いて世界中に驚きと感動を与えました。
その後、『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』や『21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考』も同じベストセラーとなり世界中で読まれています。
少し難しく思えるようなタイトルですが、
中身は非常に分かりやすく、気がつくと夢中になっています。
さすがベストセラー作品です。
ハラリの本の魅力は、歴史的な研究者としての視点だけでなく、人類の果てしない歩みに触れるなかに、現代人に大きな可能性を与えてくれるところです。
常に人類が直面している技術的、政治的、社会的、そして実存的な難問を解き明かす挑戦を語りかけ、専門家だけが分かる言葉ではなく、人間が本能的に感じることのできるように綴られています。
だからこそ世界中の人々に愛されるのです。
ユヴァル ハラリを読んだことのない方におすすめの本
結論は、全部おすすめです。
きっと読んだことのある人は分かるとなると思いますが、
ほんと全部素晴らしいです。
ここでは代表作の三部作の上巻をご紹介します。
[afTag id=1460]『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』
2011年にヘブライ語でイスラエルで初めて出版され、2014年に英語版が発売され、現在までに世界中で1600万部が読まれているユヴァル ハラリの代表作と言える書籍。
この書籍は、ホモ・サピエンスについて扱っていて、石器時代から21世紀までの人類の歴史を概観しするなかで、自然科学、特に進化生物学の観点からそのテーマが語られています。
『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』
2017年にヘブライ語、英語で出版。後に世界で出版されこれまでに800万部が読まれている。
内容は、我々は不死と幸福、神性を目指し、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる。
『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
2019年に出版。内容:私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか――。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』で全世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人による、人類の「現在」を考えるための21の問い。
本当にどれもおすすめです。
読んでみたいと思えるテーマの書籍から手にとってみると良いと思います。
ハラリの書籍は、日本国内でも大きな話題をよびましたよね。
もし読んでいない方はぜひ読んでみると良いと思います。
興味はあるけど少し難しそうだなーという方には、少し割高ですが、Amazonのオーディオブックでも販売されているので、聞き流しや、読み聞かせからはじめるのもとてもおすすめです。
当時、私はロンドンの本屋でヘブライ語版と英語版が店の入り口にものすごい量、並べられていたのを覚えています。
そこに置かれていた、「今を生きる聖書」と書かれた広告サインがとても印象的でした。
私は日本に戻り、日本語版をすぐ探しましたがまだ発売されてなく、手に入れられたのは3ヶ月近く後になってからでした。
日本が世界のスタンダードをタイムリーに知るにはかなり時間のズレがあり、それを埋めるには語学の課題があると痛感しました。
少し話がそれました。
話を戻して続けていきます。
ウィキペディアでユヴァル ハラリを調べると以下のように紹介されていました。
ユヴァル・ノア・ハラリ
ユヴァル・ノア・ハラリ 1976年2月24日は、イスラエルの歴史学者。ヘブライ大学歴史学部の終身雇用教授。世界的ベストセラー『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』、『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』の著者。著書では自由意志、意識、知能について検証している。出典:ウィキペディア
コロナ後に豊かに生きていくヒントとは?

結果からお伝えすると、ポストコロナの世界の未来は、
「今の私たちにかかっている。」
その言葉で語られています。
長い人間の歴史のなかで、感染症は人類の中心的な役割を演じてきたとハラリは言います。
そして、その度に経済危機や政治危機も幾度と起こってきた。その度に、人間は判断をしているのだと。
まさに、今後の行方とは、コロナが決めるのではなく、人間の判断に委ねられてきたのです。
この言葉こそが、歴史学者の正しい見解ですよね。
ユヴァル ハラリは、本書の中でこのように語っています。
これまでの感染症と同じでに関しても決して忘れてはならないことがある。それは、ウィルスが歴史の方向を決めることはない、それを決めるのは人間である、ということだ。人間はウィルスより圧倒的に強力でありこの危機にどう対応するかを決めるのは、私たちなのだ。
『ユヴァル・ノア・ハラリ | 緊急提言 パンデミック: 寄稿とインタビュー』
信頼できる情報と行動力

ハラリは、本書のなかで「必要なことは互いの信頼と団結」とも言っています。
それは、人類が最も危機的状況に直面しているのは、新型コロナウイルスのせいだけではないことを意味しています。
「人が人をどのように思いあえるのか。」
こうした人間どうしの信頼関係こそが未来を変えるヒントですよね。
現在を生きる私たちがいかにつながり、生きるのかが問われています。
ハラリは、
「人々は科学の専門家を信用し、国民は公的機関を信用し、各国は互いを信用する必要がある。」
「無責任な政治家たちが科学や公的機関や国際協力に対する信頼を失ってきた、その結果の表れ」とも語っています。
この言葉の意味は、日本にも強く言えますよね。
私たち、日本人の誠実で謙虚そして信じやすい性格は、別の違う視点からすると「騙しやすい」とも言えるかもしれません。
今回の新型コロナウイスルの危機から、学ぶ必要があります。
国内ですら、この機に乗じて、健康を呼びかけるサプリメントや安全を装ったマスクなどを高値で売り利益を増大させようとする企業もいますよね。
同様に、メディアからの情報も、自らで正しい情報を入手するよう自ら行動する必要があります。
まさにハラリが言う、ポストコロナの世界は私たち一人ひとりの中に求められているのだと思います。
最もフラットに日本をみるのにおすすめなのは、世界の情報をタイムリーに知ることです。
ワールドニューズ番組を紹介しておきますね。
【世界の情報番組】
- ロイターニュース
- BBC
- NHKワールドニュース
有料のチャンネルですが入れて損はないと思います。
ロイターニュース、BBC、NHKワールドニュースなど世界の情報を常に意識するだけでも日本と世界とのギャップがフラットに見えてきます。
ぜひ信頼できる情報を自らで手に入れて行動に移していきましょう。
生きる死ぬを考える

あなたは、死に対する考えをどのように持っていますか?
まさに人生の最後のイベントと言える「死の意味」と向き合うこととは、生の意義を考えることとイコールです。
ハラリは本書の中で「人間は寿命を伸ばす取り組みで目覚ましい成果を上げている」と語っています。
確かにそうです。
過去たったの100年間で、世界の平均寿命は40歳未満から72歳まで生きるようになっています。
そして、この日本おいては先進国でもトップを走る84.10 歳 (2017年)と驚異的な数字です。
17世紀の頃の人類は、新生児1000人のうち約150人が最初の1年でなくなっていました。
さらに過去14世紀のペストの時には、今のように飛行機も船もなかったのに、10年でアジアからヨーロッパへの広がり二億人ほど亡くなった。
こうしたすぐ側に死があり、その死から人々は神という存在や、死後の世界の宗教にすがっていた。
しかし今は、神の罪ではなくワクチンこそが人類の生命を守るために必要な力になっています。
そして、人の命を守るため、これから更に病院や医療や看護師といった社会の動きが広まると予測される。
ハラリの見解ではこれらは全て大きな誤った教訓だと言っています。
そうですよね。
我々が気づくべきはそこではない。
「人間の能力を過信して、自然の力を制圧することそのものが思い上がってはいけない」と言っています。
「自分たちを正しい答えであり、全てを知っていると絶対の自信を持っていることが非常に危険である。」
「人間は自らの脆弱性に向き合う必要がある。」
宗教にすがり死後も永遠に存在し続けると信じて不安を和らげてきた。
今では精神の安定を保つために宗教の代わりに科学を頼り医者がいつまでも救ってくれると信じている。
同じように社会や国が作ってくれる。と信じますか?
きっとそんなことはありません。
だからこそ私たちは一人ひとりが自分で正しい情報を取りにいく必要があり、自らの環境で心のバランス、お金のバランス、生活のバランス、ライフスタイルそのものを見直し、人は必ず死ぬと言う事実を背負いながらも、今を豊かに生きる知恵を身に付ける必要があると思います。
≫これからもインフルエンサーの意識しているマーケティングから学びましょう。
下記の記事ではWebマーケティングについて詳しく紹介しています。
